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21/3/13 前十勝岳

1年ぶりにカミフへ行って春スキーをしてきた。

週末、久しぶりに三段山クラブのツアーへ行けそうだったのだけど、日曜日は天気があまりよくないらしい。天気がいい土曜日は大西さんはマウンテンバイクで来れないようだけど、パパとかは行けるそうなので、迷わず土曜日にカミフへ行くことにした。岩っちょも行けるみたいで、久しぶりに一緒に滑るのが楽しみだった。

白銀荘に9時集合だったので、6時すぎに自宅を出発した。家で朝食をとる時間もないので、おにぎりを作って車の中で食べた。三笠までは高速で快調に走る。下道も心配したほどは凍結していなかったので、案外早く富良野に着いた。

ただ、白銀荘がたまたま19日まで工事のために休業しているのでトイレが使えない。そこで、上富良野のセブンイレブンへ寄って行動食もそこで買うことになった。広域農道は路面の凹凸が激しいので、上富良野までの裏道の方が走るのは好きだ。

8時半くらいにセブンイレブンの中へ入ると、ちょうどレジに見覚えのある特徴的な髪型の男性がいた。ジョナさんだった。こんな天気だとやっぱりみんな集まってくるようだ。トイレは案の定混んでいて、待っているうちにパパたちもやって来たし、そのまま待ってるのが嫌だったので、トイレに行かずに車に戻って白銀荘へ向かった。

ここまでは路面がずっと出ていて春の様相だったのに、山へ近づくと一変、冬道に様変わりして少し焦る。白銀荘の駐車場へ着くと、予想通り激混み。停める場所が見当たらない。ゆっくり進みながら探しているとなんとなく見かけたことのあるような一団。Qちゃんたちを発見した。こっちに来ると聞いていたので駐車場でまた会うかもと話していたら、ホントに遭遇。

別れてから車を停めて準備してると、岩っちょが到着。話しているとジョナさんたちが先に出発していった。だらだら準備していたらパパやスーさんたちも支度を終えて次々やって来て、最後に慌てて着いて行った。時計はすでに9時をすぎていた。

十勝岳の火口からの噴気は風に流されて三段山の方にかかっている。キャプテンもmsrnも火山性ガスに弱くて三段山は無理なので、行き先は前十勝岳へとすぐに決まった。

セブンイレブンでトイレをして来なかったので、樹林を抜ける前に小便を済ませた。白銀荘のトイレが使えないからと駐車場の雪の壁に堂々と立ちションをした跡が残っていたが、自分はさすがにそんな汚いことはする気になれない。

天気がいいので景色がきれいだけど風もないので暑い。もうすっかり春だった。暑いことを予想してビブではなくパンツで来たのに、まだ中が1枚多かったと後悔した。

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雪面は向きによって雪質がずいぶん違う。南向きは日射による融解凍結でカリカリ。雪が溜まっているところはまだサラサラした新雪だ。ただ、標高を上げるにつれて下地がどんどん硬くなる。ジグを切って登るのも大変で、ポールを頼りに直登で登るしかない。どんどん登っていくスーさんに必死で着いて行った。

シュートの中も案の定ボコボコ。でも、どこへ行っても同じ状況なので、意を決してここを落とすことになる。コンディションがこんななので、いつもなら先に滑り降りてカメラを構えるところが、撮る気もなくてすっかり出遅れてしまった。スノーボードでは上手く当て込めずに悔しい思いをしているので、テレマークでリベンジを果たそうと思ったけど、パック気味の雪に板を取られてずらせずに残念なことになってしまった。やっぱり練習も足りない。

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なかなか手強いコンディションだったけど、スーさんは登り返す気満々で、火口からのボウルを滑ることに決まってみんな登り返しを始める。でも、ここもやっぱり登りづらい。下地が硬く新雪が薄いし、ところどころシュカブラができているのでトラバース気味で登るのが辛い。ボウルに近づくと卵の腐ったような臭いが強くなってきた。見上げると風向きが変わったのか、朝は三段山へ向かって昇っていた噴気がこちらへ向きを変えていた。

ボウルを滑ることにはしていたけれど、msrnたちは臭いが辛そうだったので、登るのもほどほどにして滑る支度を始めた。期待はしていなかったけれど、こっちも予想通りの厳しいコンディション。沢筋にある程度新雪は溜まっているものの、ところどころに氷が隠れていてまったく油断できない。それでもせっかく背負ってきたビデオカメラで撮影しないのも癪なので、先にドロップしたパパたちを追い越して適当なところで止まってカメラを構えた。

微妙なコンディションながら岩っちょは上手に当て込んで楽しんでいた。1本目は板が雪に引っかかって失敗したので、今度こそはと壁までチョッカッて突っ込むつもりだったけど、意外とスピードが出ずにイマイチな当て込みで終わってしまった。ばんけいのハーフパイプで特訓が必要だな。

下で休んでいたらぱっちまんがお客さんとやって来た。賑やかなカミフ。こんな悪いコンディションにも関わらず、みんな3本目のドロップポイントまで登り返す。カミフの人たちは貪欲だw

いつものルートながら、コンディションは相変わらずで難しそう。いつも先に滑って下から撮ってるので、今回は途中で止まってカメラを構えた。撮影後の自分の滑りはやっぱり微妙。今シーズンは滑り込みが少ないせいもあってパウダー以外はちょっと怖い。思い切りがないので腰が引けてダメだった。

3本滑り終えて山を振り返ると、十勝岳から噴気がどんどんこちらへ流れてくる。なんとなく嫌らしいので急いで白銀荘まで戻った。

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パパたちと一緒にサウンドブースへ行くことになったので、温泉は後回しにして昼ごはんを食べに行った。お店で注文して待っていると、スーさんたちも登場。ソーシャルディスタンスを確保しつつ、久しぶりの会食を楽しんだ。

食後は温泉。サウナに入りたかったので、ハイランドふらのまで車を走らせる。そこそこ混んではいたけれど、定員の半分の3人に制限されていたサウナもタイミングを調整して2セット楽しむことはできたので満足。

自宅までは下道を走って無事到着。雪が解けて運転が楽なのがありがたい。今シーズンは焼肉でシメることができるといいのだけど、どうかな。

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