« 21/2/24 羊蹄山 | トップページ | 21/2/28 なでこスネイク »

21/2/27 842峰

三段山クラブ札幌支部でテレマークスキーツアー、という感じになった。

なかなかタイミングが合わなくて一緒に滑れなかったのだけど、ようやくそのチャンスが訪れた。ただし、週末の天気はなかなか難しく、日曜日は強風の予報。気持ちよく滑るなら土曜日の方がいいだろうということで、人が集まりそうな場所も避けて滑りに行くことになった。

予定としては8時くらいに登山口へ着きたかったので、逆算すると6時半には自宅を出発する必要がある。途中、当別のコンビニで7時20分に集合する予定だった。

ところが、車に荷物を積み込んでmsrnが来るのを待っていても、なかなかやって来ない。5分以上遅れてやって来たけれど、どうやら玄関ドアの鍵がかからなくて格闘していたようだ。結局、10分近く出発が遅れてしまった。

幸い、当別までの道路は比較的空いていて、待ち合わせ時間にはちょうど到着。えすきっくすの車を見つけたので、そのまま車に乗ったまままなみさんの車が着くのを待った。しばらく経ったので、車から降りてえすきっくすたちと打ち合わせをしていると、まなみさんもやって来た。

そして、噂になっていた例のあれ。一本杖を見せてもらう。ホントにただのぼっこだ。自分にはこんなものをポールの代わりに持って滑るイメージが湧かない。むしろ、スノーボードのようにノーポールで滑るつもりでいたのだから。

ともかく、みんな集まったので、登山口目指して出発。ずいぶん走って8時半をすぎてようやく着いた。以外にも先行者の車が1台停まっていて、2人が準備をしていた。バックカントリースキーヤーっぽい。

まなみさんはみんなに煽られて迷った末に一本杖で行ってくれることになった。登りが心配な様子だったけれどw

なぜか先行者は先行せず、自分たちの方が先に出発した。5人なのでラッセルはそれほど気にならないけれど、やっぱりアプローチは長い。平坦な道だけで2kmも歩いた。

Img_1116

尾根に取り付いてからはどんどん登っていく。予想以上に天気がいいので暑い。陽が照って気持ちはいいのだけど、雪が腐ってしまうのが心配だ。

尾根上はウインドスラブが風下側にできていて、シュティーングクラックが多少入る。強く板を踏みつけてもウインドスラブだけはズレる状況だ。同じような地形には注意しておいた方が良さそうだった。

Img_1117

稜線まで登って、ボウルを覗き込む。登っているときにスキーヤーズレフトにクラックがたくさん入っているのが見えていたけれど、沢筋はボトムまできれいに続いているようだ。ただ、5人がノートラックを滑るには狭すぎるので、尾根の反対側の広い斜面を落とすため、稜線沿いをさらに進むことになった。

msrnを先頭に進んでいると、突然、msrnが叫び声を上げたと思ったら、急に現れた穴に胸くらいまで落ちていた。どうやらこっちの斜面にもクラックはできていて、ちょうど新雪が上に積もって隠れていただけらしい。幸い怪我もなく自力で脱出できたけれど、登ってきたときに斜面の途中にもクラックがあることを確認していたので、滑るときは慎重になる必要がありそうだ。特に、畝っている場所にはクラックがある可能性が高い。

Img_1121

Img_1120

稜線から斜面を見下ろしても、かなり広い範囲にクラックがありそうだ。ボトムまでクラックを避けて滑れそうなラインは樹林の際ぐらい。とりあえず、みんな滑るラインを探すことはできたので、滑走モードへチェンジする。

今回も撮影を口実にファーストをいただく。できるだけノートラックの斜面を残すために、クラックのすれすれを抜けてからスキーヤーズライトへ滑って尾根側に移動してカメラを構えることにした。

とはいえ、もしかしたらクラックが隠れているかもしれないと思うと怖い。できるだけ板を横に向けずに縦に縦に滑ることにする。ただ、やっぱり日射で雪はだいぶ腐って来ている。ジニアスではなんとか滑れたけれど、畝りを堪えながら滑るのはなかなか大変だった。

他のみんなも腐って重くなった雪に苦戦気味。でも、みんなテレマークだし、難しいコンディションを滑るのはテレマークの醍醐味だw

でも、一本杖のまなみさんはとくに苦戦していた。バランスを崩してもポールのように突いてバランスを取ることはできなさそう。

登り返し始めると、後続の先行者が滑り降りて来た。なぜか同じ面。ノートラックじゃなくても、あまり気にしないのだろうか。

滑ったトレースを使って登り返していたけど、どうやらスリップしやすい雪らしい。4、5人目は辛いようで、特に、一本杖で上手く身体を支えられないまなみさんが大きく遅れてしまった。傾斜を緩くしてラッセルしてみたけど、それでも登れなくて自分でラッセルしていた。

最初に覗いたボウルを滑るので、稜線まで上がらずに尾根の方へ登る。まなみさんも合流してラインの相談。前回も滑ったラインを滑るつもりだったけど、他のメンバーはもう少し奥から滑り降りたいらしい。また撮影を口実にファーストで滑らせてもらうと、予想通りラインはクラックもなく滑りやすかった。1人は同じラインを気持ち良さそうに滑り降りて来たけど、残りの3人は奥へ回った。

ところが、奥に行くとかえってクラックがあったようで、フォールラインへまっすぐは落とせないみたい。2人がレフトを迂回して滑って来たけど、msrnはライトから迂回したのかと思ったら、なぜかクラックに落ちてしまった。まさか2度も落ちるとは。

幸い、今回も怪我はなく、下までちゃんと滑り降りた。あとは車まで戻るだけだ。

登りトレースまで滑れるだけ滑って、少しだけ下りラッセルで復帰。なぜかまた先行者と遭遇。あとはポールでひたすら漕ぐ。最後の登りは怠かったけど、この間の低山よりは遥かに楽だったw

帰る途中、当別のオフショアでご飯を食べた。16時直前、ギリギリランチに間に合った。

Img_1126

みんなとは別れて温泉へ。教えてもらったあいの里温泉へ行ってみると、住宅街にある小さいスーパー銭湯だった。450円で安いのはいいけど、ボディーソープもシャンプーもない。サウナと水風呂はあったけど、全体的に混んでいるのはスーパー銭湯なので仕方ないだろう。

Img_1139

| |

« 21/2/24 羊蹄山 | トップページ | 21/2/28 なでこスネイク »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 21/2/24 羊蹄山 | トップページ | 21/2/28 なでこスネイク »