Capri Capri

先日、上品なイタリアンのお店へ行ってきた。

「まんえん防止」も解除され、札幌には時短営業などの要請が残るものの、第5波までの束の間の安らぎでリフレッシュするようにという通達もあったようなので、久しぶりに夜の外食へ行ってきた。というのも、そもそも緊急事態宣言がなければ5月に行く予約をしていたのだけど、宣言のせいで延期になっていたからだ。幸い、msrnがもらったお食事券の有効期限は切れていたのだけど、コロナへの対応で期限が過ぎても利用できた。

結果的には5月時点では酒の提供が禁止されていたので、今回、解除後の方がお酒も飲めるようになっていてラッキーだった。そもそもが馬鹿の一つ覚えのように飲食店への時短営業や酒提供禁止しか感染対策を行わない政府に従わなければいけないのもくだらない話で、業界いじめとしか思えない。第5波がすぐに来ると分かっていてどうかとも思うけど、この機会に少しでも協力しておこう。

さて、せっかくのお食事券なので、利用できるお店から美味しそうなところで自宅から行きやすいところを探して、Capri Capriというイタリアンの店に決めた。msrnは店を知ってはいるようだけど、行ったことはないらしかった。

調べると地下鉄バスセンター前駅が最寄りの駅のようだ。予約した17時半より少し前にお店へ着くと、まだ営業前だった。ちょうど他のお客さんがお店へ入っていったので、続けて自分たちも中へ入る。

玄関に入るとすかさず手指消毒を求められた。テーブルにもマスク着用を求める文言がメニューの裏に書かれている。注文の前に店員からも説明があった。他の客ともかなり席が離されている。席を立つときに使うマスクケースなんてものまで用意されていた。飲食店は努力している。それに応えない無能無策な安倍、菅、自公政権はとっとと退くべきだろう。

驚いてしまったのは、何より予想以上に上品なお店だったこと。店員はフレンドリーな感じではなくとてもピシッとしていて硬い感じ。普段着で来たことが悔やまれるような雰囲気だ。フレンチではなくイタリアンだから気軽でいいだろうと考えたのが甘かった。といっても、ちゃんとした服装なんて持ってないけどw

暑いのでまずはスパークリングワインから始めたら、案の定、すぐに酔っ払ったw

メニューのお食事はじまりはカナッペだった。腹が減っているのでもう少したくさん欲しいw

青ツブと季節の野菜のコンソメ仕立てはジュレが冷たくて暑い夏に合っていた。msrnはこれが一番美味かったらしい。

露地栽培ホワイトアスパラの茹で上げ生ウニ添えには、これまでグリーンアスパラの方が好きだったけど、ホワイトアスパラも美味いと思わせられた。

合わせて自家製のフォカッチャも出てきたのだけど、これがかなり美味くて、ついがっついて一緒に完食してしまったらお代わりも持ってきてくれた。嬉しい。

次に皿が運ばれてきてびっくりしたのは、モッツァレラチーズを詰めた朝摘み花ズッキーニのフリット。ズッキーニの花を食べれるとは知らなかった。色合いがトリコローレでイタリアン。

北海シマエビと朝イカ、自家菜園のルーコラのタリオリーニ（ルルロッソの自家製手打ちパスタ）とメニューに書かれているのは、ルッコラよりもルーコラの方がイタリア語の発音に近いからのようだ。でも、ルーコラと呼ぶのはちょっと恥ずかしいw タリオリーニは3〜4mmの平打ちパスタのことらしい。初めて聞いたw

メインは4種類から自分たちで選んだもので、確か、美唄の鴨のローストだった気がする。msrnが鴨が好きらしいし、他のは追加料金が必要だし、魚はQちゃんからアブラコとソイをもらって食べていたので。コロナ感染対策でメインは1グループ1種類しか選べず、シェアすることができないのはちょっと残念。

最後のドルチェはメニューの「本日のデザート」からカタラーナ（カスタードの冷たい焼き菓子）選んだ。案外、これが一番美味かったかもw msrnはココナッツのビアンコマンジャーレ（ババロア）フレッシュ苺のスープというのを食べてた。

ゆっくり食べたわけではなかったけど、気づくともう2時間近く経っていた。途中で白ワインをグラスでもらってアルコールは十分だったので、酒提供が19時で終わっても自分には問題なし。まぁ、スタートが17時半と早かったからではあるけど、酒飲みならまだまだ延々と飲み続けている時間なので、酒が飲めなければ店を出ることになるのだろう。店に長居しないための策としては有効ではあるかも。

久しぶりに外で美味しい食事とお酒を楽しめてよかった。お食事券がなければなかなか来れない良いお店だった。これでmsrnも少しはストレス解消ができただろう。晩ご飯の支度をしないで済むのは自分としてもありがたいしw ごちそうさまでした。