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22/2/5 羊蹄山

北海道のBCでこの山ははずせない。

雪が深すぎると言われる今シーズン、羊蹄山麓もかなり深いらしく、テレマークでは厳しいと聞いていた。それならスノーボードで滑るしかない。

というわけで、再びスプリットで行くことにしたのだけど、結局ソロになったので、通い慣れた真狩から登ることにした。予報によると午前中は天気がもちそうだけど、昼から崩れるようだ。勝負は午前中。5時に起きて6時のまだ暗いうちから出発して羊蹄山を目指した。

中山峠からは遅いデリカに捕まって喜茂別まで時間がかかったけど、コンビニで行動食を買ってから気を取り直して登山口へ向かう。いつもは墓地だけど、雪の深さを心配して真狩コースで行くことに急遽変更。駐車場に着くともう8時を過ぎているというのに車は2台しか止まっておらず、1台はソロのおじいちゃんがまだ準備してるところだった。しかも、いつまで経っても出発しないので、自分の方が先に出ることになった。林に入る前に振り返っても、まだやって来ない。スキーを履いていたのになぜ?別のルートなのだろうか。車上荒らしだろうかと不安になるw

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ソロだとペースが速くなる。先行者のトレースを借りているのでラッセルがなくて楽だけど、自然とオーバースピードになってしまうようだ。腕時計を忘れたこともペースコントロールに悪い影響を与えているように感じる。それに、サウナで汗をかきやすくなったせいなのか、少し動いただけでかなり汗が出る。今まではハイクでこんなに汗をかかなかったのに。今後は対応を考えないと。

1000mくらいまで登って尾根からデルタを覗き込むと、下から見上げた通りにほぼメンツルのデカイ斜面が広がっている。ただし、朝から日が照っているので日射の影響が心配だった。

雪庇のトレースを辿って登っているとき、上からネイビーのウェアのテレマーカーが滑り降りてきた。かなりスローモーション。縦に滑っているのに。どうやら雪はかなり重そうだ。テレマークでなくボードで来て正解だろう。

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1300mを越えると風が強くなってきた。トレースもクラスト気味で登りづらくなってきていて、ちょうど雲も広がって来たように感じた。ソロのせいか登り続けるテンションも維持できないので、さっさと滑り降りることにした。

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滑走準備を急いで済ませて滑りだす。先行者のトレースを避けてスキーヤーズレフトへ進む。滑り出しは案の定重い。なかなかスピードに乗らない。レフトは疎林で少しは腐ってないかと期待したけど、そう甘くない。割り切ってまったりと大きくターンして滑り降りる。ソロだと好きなラインで滑れるので気持ちいい。ついつい降り過ぎてしまい、トラバースラインを逃した。止まったところでちょうど3、4人のパーティーがラッセルしてデルタへ到着したところだった。

スノボだから大丈夫だろうと軽く考えていたけれど、トラバースしてるとじわじわと標高が下がっていつまで経っても尾根を越えられない。ストックボードでもボードが雪に沈むので進むだけでも苦労する。もう割り切ってボードから降りて、ツボで尾根の上まで登った。初めからそうしてればよかった。無駄な時間と体力を消費した。

こういうところはやっぱりテレマークが楽だ。冬山での機動力は圧倒的。

ただ、ここからも意外と大変。ある程度斜度があるうちは良かったのだけど、登りトレースをはずれると板が止まって進まなくなる。といって、登りトレースを滑ると太ももへのダメージが大きい。思ったより下山で疲れた。

駐車場へ戻るとほぼ満車。先行のテレマーカーの車はもうなかったけれど、他に10台以上の車が停まっていた。みんなラッセルしたくないのか、ずいぶん出発が遅いようだ。

油揚げとパンを買ってからグスベリへ行く途中、墓地をみるとかなりの車の行列ができていた。グスベリへ行くとドッグランの除雪をしていた。この大雪では大変だろう。中へ入ってパキスタン風カレー。空腹が満たされる。

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下山後にまた来たい。居心地がよくてついつい長居してしまった。もしサウナがあったら札幌に帰れなくなるだろうなw

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グスベリでゆっくりしているうちに外はまた大雪。視界も悪くなって、トロトロ走る車に悩まされながらも、実家のサウナを目指して急いで帰った。

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