23/5/13 前十勝岳
念願だった久しぶりの焼肉で滑り納め。
アメリカ帰りの大西さんがちょうど焼肉ツアー開催を呼びかけていた。しかも、細板革靴大歓迎とのこと。
今シーズンは新型コロナの感染拡大以来数年ぶりに焼肉ツアーが再開されそうだったので、ぜひとも焼肉ツアーで久しぶりに滑り納めをしたいと思っていた。それに、革靴も秀岳荘で修理してもらって、まだ試乗すらしていなかった。せっかくなので、この機会にまとめて楽しんでしまおう。ついでに一本杖もw
念の為、前日に板とビンディング、革靴を試着してみた。久しぶりだった3ピンは使い方を忘れていて戸惑ったけど、革靴との相性はやっぱりいいようだ。O1のときのようにソールがベキッといきなり引き剥がされることはなかったw
当日は高速道路を使わないつもりだったので、ちゃんと5時には起きて6時に出発。札幌の市街地を通らないので車の流れはスムーズだ。三笠を順調に高速道路より30分遅れで通過した。
ところが、山道がヤバかった。途中まではまずまず車は流れていたのだけど、富良野へ抜けるトンネルの手前で遅い車の列につかまった。先頭の遅い車はトンネル直前の転回スペースで譲ってくれたようで、自分の前の車が次々とスピードを上げたので着いていくと、なんと譲った車が自分の車の前に急に割り込んで入ってきた。
追突しそうだったので、慌ててハンドルを右に切って避けたけれど、トンネルから対向車が飛び出して来ていたら正面衝突するところだった。どうやら若葉マークを付けているようで、何をしたかも分からず楽しげにヘラヘラと笑っているように見えた。
日曜日、暖かくなってドライブへ出かける初心者も増えるのだろう。巻き込まれないように注意しなくては。
白銀荘には予定通り到着した。もう春のようには混んでいない。大西さんっぽい人がいると思ったら、やっぱりそうだった。アメリカ帰りのせいか、久しぶりに会った気がするw
パパとママも到着して、スーさんも着いて、メンバーがそろった。パパは細板。大西さんはウロコの細板。スーさんはウロコファットで、msrnもウロコチューンのミクピストルだ。ママは春用の板。
とりあえずは、前十勝岳へ歩いて行ったのだけど、革靴のホールド感の無さが凄まじい。こんな靴で滑れる気がしなかった。しかも、一本杖だったので、無事に帰ってくる自信さえない。やらかしてしまったかと思ったw
今回、とにかく、一本杖はkinpei師匠の使い方を真似て、滑るときは完全に支える道具として使うことにした。これだとハイクのアップダウンで下るときも、身体の後ろに杖を伸ばして支えることで、三点支持ができあがり、辛うじて転ばずに滑り降りることができたw
渡渉はそれほど問題はなかったのだけど、ハイクアップは大変だった。雪が少なくて登れるルートが非常に限られる。確実に雪が続いてそうなのは、前十勝岳のメインの沢ぐらいだったので、そこを登ってから避難小屋の方へ滑り降りて焼肉をする予定になった。
ところが、このルートがウロコにとってはなかなかの曲者。ウロコはグリップが弱いので傾斜がきついとすぐにスリップする。しかも、この日は一本杖で来ていたので、ストックのようには支えることができない。一本杖を両手で握りしめて登ったw
いったい何回ジグを切っただろうか。狭い沢はウロコとの相性は最悪。もう滑らなくていいからさっさと焼肉をして帰りたい気分だったw
ようやくトラバースできるところまで登ったので、避難小屋へと続くルートを選んで滑り降りることになった。こんなときだけはウロコのメリットを感じる。シールを剥がしたり、モードチェンジの必要がない。ブーツも革靴なので常にウォークモード。ビンディングもヒールリフターもなければ、もちろん常時ツアーモード。滑り降りようと思ったらすぐに滑り降りることができる。
とはいえ、滑るには勇気を出す必要があった。初めての不安定な革靴。にもかかわらず、一本杖という心細い支え。大西さんからは生まれたての子牛とかって書かれていたけど、まさにそんな感じで、恐る恐るターンをして滑り降りた。
とにかく、スキーだけで滑る自信はなかったので、一本杖を雪面に突き立てて、それを支点に回ってターンする要領でなんとか滑り降りることができた。慣れてくると緩斜面ならなんとかなりそうだった。
避難小屋までたどり着いたら、いよいよ焼肉。みんなシャベルを取り出して焼肉テーブルとイスを作った。
残念だったのは、いその精肉店が廃業してしまって、今回は生協の肉だったこと。焼いてみると案外美味かったけど、毎年楽しみにしていたので、もう二度と食べられないと思うと切ない。
焼肉が済むと消化試合のような下山。雪は繋がっていないので、トラバースして何度かハイマツ帯を歩いて越えて、登ってきた沢へ復帰した。そこからは登りで苦戦した斜面。当然、これまでよりも傾斜がきつい。なかなかしんどかった。
泥流のセンサーを過ぎるとようやく安心して下山できる。といっても、かなり足が疲労してきて、白銀荘へ戻ったときにはヘロヘロになっていたw
大西さんのFacebookの動画を貼り付け。
もちろん温泉とサウナで疲れを癒す。この日はサウナも混んでいなくて、すぐに入れた。湿度がどのくらいか知らないけど、温度が高いので、自宅のスチームサウナよりも熱く感じる。敷いているタオルを汗で濡らすのが憚られるので、肌に汗が溜まるとタオルで拭き取るようにしていた。やっぱり気兼ねなく入れる自宅のサウナがいい。
水風呂までは要らなかったので、シャワーで冷水を浴びてから外へ出た。天気がよくて岩の上に座ってそよ風に当たると気持ちがいい。
札幌へ帰ったら、テレマークレジェンドのふかっちょさんのライブへQちゃんたちからお呼ばれしていたので、露天風呂はほどほどにして上がり、みんなとの来シーズンの再会を誓って別れた。次は決起集会かな。
ちなみに、細板革靴はもうしばらくいいかなw 思っていた通り、これはもう少し年をとってからの楽しみにとっておけばいい。自分にはまだ早い。
| 固定リンク | 0
« 23/5/3 前十勝岳 | トップページ | 明石湯 »
コメント