サロメ
ありがたいことオペラのチケットをいただいたので、生まれて初めてのオペラ鑑賞に、これまた初めてhitaruへ行ってきた。
いただいたチケットは新国立劇場オペラのサロメ。サロメという名前は知っていたけど、それはオペラの演目としてではなく、まして、オペラの原作、オスカー・ワイルドの戯曲でもなく、ファイブスター物語(F.S.S.)に登場したファティマの名前だったw F.S.S.も最近はどう名前が変わったか知らないけど。
ともかく、せっかくいただいたチケットだし、おそらくオペラなんて自分で観に行くことなんてなさそうなので、この機会に勉強する気持ちで行くことにした。といっても、事前に調べたりはせずに、作品と上演を楽しもうと思っていた。
会場は創世スクエアの5階から上。図書館がある2階までは何度か行ったことがあったけど、コンサートなどが行われるhitaruにはまだ行ったことがなかった。
引っ越して家から遠くなったので、この日は車で行って駐車場に車を停めた。ちょうどYOSAKOIが行われていたので駐車できるか心配だったけれど、幸い、問題なく車を停めることができた。
会場へ来るときに服装も迷った。スーツくらい着るべきなのか、普段着でもいいのか。ネットで調べると普段着で良さそうだし、ジーンズでいいと聞いたので、その通りジーンズを履いて会場へ行った。実際、ドレスアップして来てる人はいたけれど、まったくの普段着の人も多く、かなり服装には幅があった。
チケットの座席番号を探してようやく席に着いた。あらすじなどが書かれたチラシも配られたので、開演の前にmsrnが読んで「酷い話だ」というので、自分もつい読んでしまったのだけど、確かに酷い話だった。
演奏は札幌交響楽団で、出演者の演技も素晴らしかったのだけど、いかんせん、話がいちいち仰々しいし、現代ではまったくあり得ない話で、楽しむという感じではなかった。でも、舞台の美術も素晴らしく、すっかり圧倒されてしまった。
これがオペラというものなのかと思ったけれど、これならオペラは一度きりでいいかな、と思ってしまったw
今回のおっさんの芸術鑑賞会では、とても貴重な経験ができた。ただ、今さらだけど、きっと映像でオペラを観ることもできたのだろう。チケットをいただいたので、いきなり劇場で観ることになったけど。
ちなみに、今年、ススキノでショッキングな事件があった。男性が殺されて頭部が持ち去られたという。サロメを観た後だったので、案外、現実にも起こりうることなのかと思ってしまった。
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