macOS MojaveからBig Surへアップデート
最後のアップデートは完了するまでなかなか大変だった。
Mojaveを使い続けていたのは、次のCatalineからはiTunesがなくなったり、いろいろ大きな変更があって、環境が変わることで対応に面倒な思いをしたくなかったからだ。ところが、いよいよMojaveだとGoogle Chromeが更新されなくなるという表示が出るようになった。
GoogleのWebサービスはいろいろ利用しているので、Chromeが最新版でないと、何かとトラブルが心配だ。macOSの方が大丈夫でも、ブラウザに気を遣わなければいけない面倒な時代になってしまった。
ちなみに、メインマシンのMacBook Pro Late 2013は、その名の通りで10年経過する。そのため、現時点での最新OSであるVenturaには対応していない。対応しているのは、その前の前のBig Surまでだ。すでに十分時代遅れのマシンとなってしまった。
そうはいっても、少なくとも自分の今の使用状況にとっては、まだメインマシンとして使えるレベルだ。4K動画の編集もしなければ、ゲームもやらない。Parallels DesktopでWindows8からWindows10にアップデートしてからは、スペックが足りていないようにも感じるけど、それ以外にはハイスペックを必要とする作業がないので、許容範囲内と言える。
そこで、ともかくChromeに必要と言われたCatalinaへアップデートしようと考えた。いきなりBig Surにしなくてもいいだろうと思ったわけだ。なんせBig Surはバージョン11。Catalinaまではバージョン10.15だったのだから、Big SurはOS 9からOS Xくらいの進化と考えてもいいかもしれない。よく分からんけどw
でも、そんな考えがよくなかった。アップルストアからCatalineのインストーラをダウンロードしてインストールを開始したのだけど、結局、2日かかってもインストールは終わらなかったw しかも、セーフモードで起動もできなくなるし、結局、Mojaveを再インストールしてようやく復帰した。
さすがにここで諦めるのも嫌だったので、今度は思い切ってBig Surへアップデートすることにする。素直にソフトウェアアップデートするわけだ。すると、Catalinaのときのようにアップデートに途中で失敗することもなく、一晩かからずにアップデートは終わった。
あとは、MojaveからBig Surへのアップデートで変更になる、iTunesやiPhoneのバックアップなどの設定が最初の課題。
DockからはiTuneのアイコンが消えている。代わりにiPhoneで見慣れたミュージックのアイコンがある。とりあえずクリックしてみても、これまでのiTunesのライブラリは表示されない。まぁ、想定内だ。
というのも、iTunesのライブラリは外付けHDDに置いてあるので、たとえ外付けHDDを接続してマウントされた状態でも、ミュージックはiTunesのライブラリを認識してくれなかったようだ。その場合、ミュージックは勝手に新しい空のライブラリを作る。このライブラリに音楽ファイルを読み込むと、ファイルを再生できるようにはなってもプレイリストなどが移行されない。
そこで、手動でiTunesのライブラリをミュージックに読み込ませることにする。ミュージックはいったん終了して、もう一度起動するときにoptionキーを押しながら起動する。すると、ライブラリを指定して起動する表示が出る。
ここで、iTunesのライブラリを指定するのだけど、選択するのは外付けHDDのライブラリのファイルだ。
これを選択すると、今度は新しいミュージックのライブラリを保存する場所を指定するように指示が出る。iTunesのライブラリと同じディスクに保存しようと思ったけど、なぜかできなかったので、とりあえずは別のディスクへ保存した。新しく作られたミュージックのライブラリは20MBもないので、ディスクの空き容量の問題ではないようだ。理由は、後でiPhoneのバックアップをしようとして判明する。
とりあえず、ミュージックでiTunesのこれまでのライブラリをそのまま表示できるようになった。さらばiTunes。20年もありがとう。
ミュージックの使い方は今は置いておいて、iPhoneのバックアップだ。これができるようにならないと、アップデートは成功したことにならない。そして、案の定、上手く動かなかった。
USBでiPhoneをMacBook Proへ接続すると、まず初めにソフトウェアアップデートするように指示が出た。
指示の通りインストールした。Big SurではFinderでiPhoneのバックアップを行うようなのだけど、いつまで待っても読み込み中のままで、表示が変わらない。
iPhoneのバックアップは、本来は本体に保存されるのだけど、空き容量の都合で外付けHDDヘ保存するようにしてある。保存先のディスクはTime Machineで暗号化されているので、もしかしたら暗号化のせいかもしれない。そう思って、Time Machineで暗号解除してみることにした。
ところが、この暗号解除がやたらと時間がかかる。1TBのディスクだったのだけど、なんと3日かかったw
暗号解除を初めてから3日後の朝、もう一度USBでiPhoneを接続すると、期待通り読み込み成功。そして、勝手にバックアップが始まった。バックアップ先は継承されていて、これまで通り外付けHDDに保存されているようだ。
ようやくBig Surへアップデート完了。たぶん、完了w Catalineのアップデート失敗で2日かかり、Time Machineの暗号解除で3日かかり、ずいぶん余計な時間がかかったように思うけど、これでなんとかMacBook Proが対応する最新の環境にすることはできた。
あと何年このままメインマシンとして使い続けられるかは分からない。ハード的にもACアダプターのケーブルは被覆が破れてきてヤバそうだ。バッテリーはサードパーティ製に交換済みだけど、いつまで保つかも分からない。Windows10も2年後にはサポートが終わると聞く。メインマシン更新のタイミングが近づいてきていることは間違いないので、トラブルで困らないタイミングでスムーズに買い替えたいな。
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