参照ファイルの撮影地が表示されなくなった
macOS Big Surの写真アプリでは、ライブラリの外部に保存して参照しているファイルが「撮影地」に表示されなくなった。
macOS MojaveからBig Surにアップデートしたので、写真の整理をしていたのだけど、これまでのように写真アプリの「撮影地」から地図上で写真を絞り込んで探そうと思ったら、たった20枚しか表示されていない。
たまたま手違いで外部参照せずにライブラリに残ったままの写真が20枚だけ表示されているようで、残りの30,000枚ほどはどこで撮ったかなんて知ったこっちゃない、というような写真アプリの振る舞いだ。
外付けHDDへの読み込みや、ライブラリへの読み込み時に位置情報が消えてしまったのかといえば、そんなことはなく、情報パネルを表示すれば、ちゃんとEXIFデータは残っていて、位置情報も表示される。「撮影地」に表示されていないだけのようだ。
試しにiPhoneから写真をライブラリ内に読み込むと、ちゃんと「撮影地」に表示される。逆に、同じ写真をライブラリの外に保存してから参照ファイルとして読み込むとやっぱり「撮影地」には表示されない。
Big Surでライブラリの外に写真を保存して参照する方法はアップルが紹介している。iCloudに自動でアップロードされないことと、ライブラリのバックアップの対象外となることは注意書きとして記載されているけど、「撮影地」に表示されないとは書いていない。
この後退には頭が痛い。これまで撮影地さえ絞れたら、あとは日付で探し出すのは簡単だったし、同じ撮影地で日時の変化を追うこともできたのに、そうしたことがまったくできなくなった。もう外部参照なんてしないで、素直にライブラリ内に読み込んで、ついでにiCloudも使ってサブスク料金徴収ってことなんだろうw
MacBook Proのストレージは256GB。写真のデータは100GB以上あって、到底オリジナルをライブラリ内に保存なんてできない。ライブラリを外付けHDDに保存することもできなくはないだろうけど、そうなると外付けHDDもMacBook Proと常時持ち歩かなくては、必要なときにどこでも写真を見ることができない。外部参照ならプレビューだけでもEXIFデータも確認できるので、どうしてもオリジナルが必要なときだけ外付けHDDをつなげばよかった。Apertureと同じような外部参照ができるからこそ写真アプリへ移行したのに、本当に困った。
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