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24/2/17 キロロBC

BCトレーニング3回目はついにキロロへ。

今のところ体力が一番の課題であるN田くん。とりあえず、登って鍛えるしかないという投げやりな発想で、キロロのBCへ行ってみることにした。

8時半に自宅を出発して9時半くらいにキロロへ着くと、国道を左折してしばらく走ると渋滞に遭遇。どうやら上の駐車場はすでに満車になってしまい、ホテル向かいの駐車場に停めているようだ。

駐車場からホテルの方へとブーツを履いてスキーを担いで歩いて道路を渡っていくのを見送りながら不安になる。ホテル前からゴンドラでマウンテンセンターへ行くってことは、チケットは?心配していると少し前の車から駐車場をスルーして登り始めた。

前の車に付いていくと、マウンテンセンターとホテルの中間くらいの途中にある下の駐車場へ案内された。そこからハイクアップしちゃえばいいかと思って準備をしてから駐車場の外を見に行くと、駐車場からはかなり降りないと山の方には行けない。しかも、川が遮っている。上流のようなスノーブリッジは期待できない。素直に歩道を歩いて行くことにした。

せっかくなのでマウンテンセンターでトイレを借りてから入山。時間が遅いのでばっちりトレースがある。気温が高くて日差しもあるので暑い。すっかり春だ。

トレーニングなので、いつものペースで登って付いて来てもらう。斜面を見渡すと予想通りトレースが入っている。先行者が休憩してるし自分たちも休憩をとる。遅れて到着したN田くんは結構しんどそうだ。

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先行者を追い抜いてトレースを辿って尾根を登っていると、どうもトレースがやっぱり外国人っぽく横移動が長い。滑るラインと交錯するのも嫌なので、尾根の滑りトレースを使ってジグを切りながら急登する。愛想のいいソロの外国人の若い男性がグレーのビーニーを拾ってくれて声をかけてきたので、もしかして自分のゴーグルのカバーかと思って確認したけど、自分のではないようだ。

声が届くくらいまでN田くんが近づいてきたので確認すると、ビーニーはN田くんのものだった。いい人だった。受け取ってから急登を再開して、横移動の外国人トレースを再び交差する地点でN田くんを待っていると、さっきの若い外国人男性が通り過ぎて行った。

N田くんが辛そうなので、ここからは外国人トレースに乗ってピークを目指す。登頂すると、まだ奥のノートラックへは誰も行っていなくて残っているようだ。N田くんはまだ登ってこないけど、せっかくなので、ドロップポイントへ向けて進んでいく。

すると、稜線の上を5人くらいの外国人パーティーが滑り降りて来た。しかも、よりによって滑ろうと思っていたところへ陣取っている。先行していた若い外国人男性もその手前で準備を始めて先に滑り降りて行った。

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さて、もう少し奥へ行こうかどうか。ただ、このゆっくりペースで登り返すのは気が進まない。思い切って稜線をずっと登りつめて、対面の疎林を偵察してみることにした。

斜面に入ってみると、ノートラックで残っていたことに納得。サンクラストの上の雪は風で飛ばされていて、とても滑って楽しいような雪ではなかった。もう開き直って尾根を乗っ越してから長い片斜面を一気に滑り降りて帰ることにした。ちょうどボードで来ているし。

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滑り出しは標高がある程度あるせいかそれほど気温の影響は受けていなくて柔らかい。そのまま滑って行くと、だんだん雪は重くなる。ボトム直前では尾根の方からの雪崩のデブリが広がっていた。おそらく滑走で誘発されたものだろう。破断面は見つからないのでスラフのようだけど、これだけ重くなってきていると埋まるとやばい。頭上注意だ。

あとはお帰りコースを転ばないように注意して戻るだけ。スプリットなので下手くそな自分には短くてよかった。

このペースだとまだN田くんをツアーには誘えなさそう。遅い人もいるのんびりなツアーならいいのだけど、ガツガツ滑るパーティーではまだ厳しいな。

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