24/3/3 余市岳
キロロで滑るつもりだったけど、天気予報を見てから余市岳に変更。
BCでパウダーばかり滑っていたら全然滑れなくなっていたので、そろそろゲレンデで本数を滑らなきゃいけない。あまり天気もよくなさそうだし、久しぶりにキロロのゲレンデを滑ろうと思っていた。
ところが、天気予報を見ていると、もしかしたら昼から晴れるかもしれない予報。朝から晴れていたら余市岳の南東面の雪は腐ってしまうけど、午前中曇っていて滑るときに晴れたらTHE DAYになるかもしれない。
慌ててBCの用意をして8時に家を出発したけど、出るのが遅くて今度もまたホテルの駐車場に停めることになった。下山後にギアチェンジしてゲレンデも滑ろうと思っていたけど、これでは厳しいかも。
ともかく、急いで支度をしてゲートウェイエクスプレスに乗り込んだ。余市岳は雲の中だったけど、マウンテンセンターでトイレに寄ってからゴンドラに乗る。
ゴンドラを降りてビーコンチェッカーで発信を確認。ゲートを出るとトレースがない。風で消えたのか?まぁ、余市岳は雲の中だし、かなり風も強いので、余市岳へ行こうと思う人が少なくても無理はない。
晴れるかどうか分からないけど、晴れることを期待して真っ白な飛行場を黙々と歩いていく。うっかりすると後ろを歩くmsrnが見えなくなるので、ときどき停まって確認しながら進んだ。ホワイトアウトすることもあるので、なかなかスリリングだ。地形を見ながらルートファインディングするけど、平衡感覚も麻痺して気づいたら無駄に登っていたり、方角がちがっていたり。でも、逆にこういうのも探検っぽくて楽しい。GPSで修正しながらコルを目指した。
コルの手前からピークの方を見上げると、ちょうど晴れた瞬間に雪庇の風下に人影を見つけた。やっぱり先行者はいたようだ。自分たちだけじゃないと分かって寂しさが紛れる反面、貸切ではないのは残念。
コルから急な尾根を登る。新雪が風には飛ばされずに積もっていたので、登りは心配要らなかった。大黒山よりはるかに楽だw
先行者が潜んでいるっぽい雪庇の横を通り過ぎて、いつものドロップポイントまで行く。ガスっていて斜面は見えないけど、ともかく滑降準備をする。視界がないと真っ白で酔って滑れないので、とにかく晴れるまで待つことにした。10分、15分、見えそうで見えない。そのうちmsrnが寒さに耐えきれなくなった。よりによってこんな日に薄着で来るなんて素人かw
仕方ないので、少し晴れて見てたタイミングでmsrnに先に降りてもらった。すぐに見えなくなったので、msrnが下まで着いたかも分からない。次に見えて来たタイミングで滑り降りた。雪はよく走るので気持ちいい。ボトム近くまで行くとmsrnが転んで座り込んでいた。身体が冷えて力が入らないらしい。素人かw
仕方なく抱え起こして、少しトラバースしてからシールを貼りながら休憩をとった。BCあるあるで晴れて来たら、雪庇のかげで晴れ待ちしていたソロのスプリットボーダーが咆哮を上げながら滑り降りて来た。大きなスプレーを上げて気持ちよさそうだ。
行動食を食べているうちに、スプリットボーダーは早々に登り返したので後を追いかける。1本目より少し奥へ行ったところでスプリットボーダーはドロップの準備をしていたので、ラッセルの礼をして1本目と同じ場所まで行って準備をする。2本目もなかなか晴れない。諦めて滑ったら、案の定、ボトムでシールを貼っているときにまた晴れたw
msrnはもう一度登り返して北面を滑りたがっていたけど、風で雪は飛ばされてそうだったので、無理せず飛行場を少し引き返して、お帰りコースに合流することにした。
ところが、お帰りコースはモービルやスノーバイクのトレースがえぐい。とてもじゃないけど滑りを楽しめる状況ではなかった。余市岳はこれだから嫌いだ。
コースへ復帰すると、だらだら滑ってリフトに乗り、最後に余市のコースをマウンテンセンターまで滑った。ギアチェンジしてゲレンデを滑るつもりだったけど、この1本で満足してしまったw
トイレへ行くmsrnを別れて、一人で車まで滑り降りた。道具を車に積んでマウンテンセンターの駐車場まで走って上がりmsrnと合流。
お腹減ったので、またなると屋へ寄って油淋鶏を食べて帰った。
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