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25/2/2 キロロBC

msrnが山へ連れて行けとうるさいので、今シーズン初めてのBC。

今シーズンは雪が少なくて、ちょうどキロロのシーズン券を買っていたので、いいコンディションのゲレンデでカービングの練習を続けていた。調子もよかったし楽しかったので、雪が増えるまではまだしばらくゲレンデでもいいと思っていた。

それに、インフルで体力が落ちてからギックリ腰にもなり、なかなか治らずまだ痛みが残っていた。ゲレンデで滑るときもコルセットを付けて滑っている状態。msrnと2人だけで散歩がてら滑るならともかく、YAMAちゃんも一緒だと足を引っ張らないかと心配だった。

ところが、「山の方が膝にも腰にも優しい」と言ってmsrnは無理矢理にでも山に連れて行かせようとする。これ以上断り続けると爆発しそうだったので、覚悟を決めてシールの準備をした。

すると、案の定、チートシートに貼り付けたままだったシールはベトベトに貼り付いていた。せっかく先シーズンmsrnから買ったチートシートなのに、このままではグローブも板のソールも糊がくっ付いてしまいそうだ。でも、今さら糊を張り直している時間はないので、このままザックに入れたw

道具をいろいろ準備してると、ビーコンの電池が見つからない。当日の朝、コンビニで買うしかない。とりあえず、前日の夜の準備が終わって早めに寝て、翌朝に備えた。

朝起きて外が明るくなってくると、夜のうちに車には15cmくらい積もっているのが見えた。この分だと山のコンディションも悪くないだろう。きっとゲレパウ狙いの人たちもキロロに押し寄せるだろうから、急いで家の前の雪かきを済ませて7時半には自宅を出た。

早く出たおかげでなんとか上の駐車場へ停めることができた。激混みのマウンテンセンターへ着いたらトイレを済ませてハイクの準備をする。シールがベトベトで糊が手に付いて気持ち悪い。ちょうどシールを貼り終えた頃YAMAちゃんと合流。

9時くらいに登山口へ移動すると、10人以上のパーティーが準備中でびっくり。ビーコンチェックでトレースを占拠しているので、近寄ることもできない。今回リーダーのmsrnが進んで行ったので、YAMAちゃんに続いてハイク開始。初BCで体力も落ちているせいかmsrnに遅れずに着いて行くのがやっとだった。

前日のトレースを辿って歩いていると、どうやら降雪が5cm程度しかないことに気づいた。また自宅の方が降っているのかよw とはいえ、トレースを外れて歩くと膝ラッセルなので、前日トレースに感謝。

msrnの怪しいルートファインディングにたまに苦労しながらも、斜面のボトムまで到着。正直なところ、この時点で結構バテていた。急登が始まるとmsrnが音を上げてYAMAちゃんが先頭を交代。前日の登りトレースが少し隠れているため、多少のラッセルが必要だった。先頭を登っているとこのデメリットはある。しかも後続に追いつかれると最悪追い越されてファーストを奪われるので、先頭で登るにはスピードが求められる。

急登でキックターンを繰り返していると腰が痛い。大きく股を開いたり、足を振り上げたりという動作が腰に響く。優しいわけがないw

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急登でモタモタしているうちに、後ろから外人が追いついて来た。追い抜かれてはたまらないので、YAMAちゃんとラッセルを交代してがんばって登る。ちょっと体力的に辛かったけど、なんとかギリギリ追い抜かれずに登頂。最後尾のmsrnのおかげだったかもw

北面が割とトレースが入っていなかったので、すぐに上り返せるようにまずは北面を落とした。最下部の藪はテクニカルだったけれど、そこまでは適度に反発がある下地の雪に軽い新雪が積もった滑りやすいコンディションで期待以上だった。ただ、今年初めての本格的なパウダーで、新しいブーツの硬さも気になって、先シーズンのようには板に乗れなかったのは残念。

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トラバースして登りトレースへ復帰すると、次々と後続が滑り下りて来たり、登って行ったり。やっぱりこのエリアはBCも人が多い。登る支度をしながら休憩をとり、寒くなる前に登り返しを始めた。

新しいブーツに足がまだ馴染んでいないせいか、靴擦れしてしまったようだ。踵が少しヒリヒリ痛い。体力不足に追い打ちをかける。

登り返してピークへ着くと、準備をしてる外人の横をすり抜けて奥へと稜線を進む。msrnが好きな斜面を滑れば満足するだろう。これで最後にトラバースしてデザート斜面を滑って帰ろうと思ったけど、予想以上にいい雪にYAMAちゃんがまだ滑り足りなそうな様子なので、覚悟を決めてもう一度登り返すことにした。

2本目も雪はよかった。少雪でまだ出ている地形が曇っていて見づらいのが手強かった。さらに、斜面の後半、まるで洗濯板かと思うような10本以上ものトラバースラインが横切っていた。なんじゃこりゃ。

後から聞いたmsrnの話によると、沢筋を登って行った山岳会と思しき12名のパーティーが残したものらしい。そもそも地形の罠となる沢筋をハイクアップするのも問題だけど、上から滑る人がいる斜面を各々が自由にトラバースするって思いやりがないし危険だ。トラバースするなら、できるだけ同じラインをトラバースして欲しい。

3本目の登り返しはもう体力と気力の限界だった。アミノバイタルを補給したせいなのか、なぜかYAMAちゃんは1本目より元気で後ろにピッタリと付いている。msrnはすいぶん離れて下を登っているけど、そう休んでもいられない。無心で歩き続けた。

最後はmsrnが滑りたいラインを選んでドロップ。斜面の途中で止まって撮影してから、今度は滑りを撮影してもらった。でも、もうすでに太ももがパンパン。地形を吸収しきれないし、そもそも視界が悪くて地形がよく見えない。カメラの前の地形と雪の変化に対応し切れずに潰れてしまった。どうせ撮ってもらうなら、2本目に撮ってもらえばよかったw

下山も腰には厳しかった。トラバースでは地形がウェーブとなって、ザックを背負った腰に襲いかかる。腰を守るために膝を使うので太ももが辛い。攣りそうになった。

途中、msrnが採りたがっていたキハダの実を収穫。庭に生えて来たらいいのだけど。

ヘロヘロになってなんとかマウンテンセンターへたどり着いた。YAMAちゃんと別れて自宅へ向かって車を走らせていると、15時すぎで行動食を摂っていても空腹が辛くなって来た。夕食も兼ねて食べて帰ることにして、LO間近の坂の途中へ急いでギリギリ滑り込んだ。

駐車場が空いていてお客さんがいなくいのはスイーツもカレーも売り切れだからのようで、カレーは諦めてまた魯肉飯を食べた。3週連続食べてるけど、やっぱり美味い。

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お店の人と話したら、小樽の雪は平年並みになったらしい。自宅はまだかと思っていたけど、帰宅したらすっかり雪に埋もれていた。降り続けていたっぽい。この分だと次の週末も山決定だな。

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