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25/3/11 キロロ

ようやくmsrnから解放されてゲレンデへ。

今シーズンはいろいろギアを新調しているので試したいことがまだまだある。

まずはVector Glide MAKE FUTURE。Vector Glide NANO(NANA)150cmの前身とも言える板。たぶんw 長さが150cm。スリーサイズも同じ。違いはMAKE FUTUREがキャップ構造なのに対して、NANOはサンドイッチ構造に変更されている。フレックスバランスなどが変わっていることが予想されるけど、一般人にはスリーサイズくらいしかちがいを感じないだろう。

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そもそもNANOがあるのにMAKE FUTUREを手に入れた理由は、ban.Kで乗るためだ。いつも石が転がっていて、雪不足のシーズン初めにはソールがボロボロになる。子供にもリフト待ちでよく踏まれる。きれいな板や高価な板ではあまりに痛ましい。適度にボロくて十分乗れる板がいい。そのバランスがいい板だった。

MAKE FUTUREはおそらく20年くらい前の板だ。取り付けられているビンディングも経年劣化が心配だった。幸い保管がよかったのか、乗り方もよかったのか、状態がいい。ブーツのソール長も問題なく合った。大人なのにキッズスキーにぴったりのブーツというのもどうかとは思うけど。実際、小柄な自分にはキッズスキーでも乗れてしまうのだ。

といっても、実際の乗り味は所詮はキッズスキーという感じだった。NANO同様、トップとテールの張りが弱くてバタつく。スピードに弱く、ターン前半の角付けが甘くなりやすい。R12というきついサイドカーブは面白いとは思うけど、反発が基礎板のようには強くないので小回りも緩慢になる。結論としては、柔らかすぎ。ヘタっている可能性もあるけど、テレマークにしてもアルペンにしても、適度な柔らかさと張りのバランスが必要だ。

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1時間滑って今度はテレマークにチェンジ。NANOテレマーク。張りがなくて不安定であっても、この柔らかさときついサイドカーブから得られるターンでの内傾角は代え難い。MAKE STではスピードを出さなくては出せなかった傾きが緩斜面でも簡単に出せる。不安定でスピードは出せないけど、テレマークでスピードを出さなくても、緩斜面でも楽しめる画期的な板だと思う。

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もちろん滑り方による。フルカービングで大きな内傾角で滑る意識がなければ、ただの不安定な短すぎる板になる。ターン切り替えでの角付けを左右の足でクロスオーバーするくらいではないと、この板でフルカービングするのは難しい。自分で言うのもなんだけど、結構、繊細なエッジコントロールが要求される。でも、だからこそ楽しいのかもw これでフリースタイル要素を出したい。

最後はスノーボード。KINT UN。Geniusばかり乗っていたので、当たり前にカービングできる板が楽しくて仕方ない。気温が上がってバーンはかなり荒れてきているのに、KINT UNならテールが抜けない。Geniusに乗っていたときは、バーンがこれくらい荒れてくると「もう無理」ってなって滑るのを止めていたのが、今はもったいなかったと感じる。特に、シーズンパスじゃなかったときは。

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道具のせいで滑るのを諦めるのはもったいない。テレマークだからとか、パウダーボードだからとか。悪雪でも楽しめる道具を用意しておくのが大事だと思った。

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