25/2/24 余市岳
3連休最終日もキロロBC。
予報だと天気が良さそうだったので余市岳狙い。今シーズン初めての余市岳になるかどうか。
マウンテンセンターから外人が減ったような気がしていたら、今度は友達をよく見かける。外人が消えて他所へ逃げていた友達が帰ってきた?外人ばかりで寂しかったので再会が嬉しい。
考えていることはみんな同じようで、みんな余市岳を目指すようだ。ただ、ファーストトラック陣が30分早くスタートしているので、先行者のトレースを追いかけることになる。さすがに30分早く出るためだけに1,000円余計に払う気にはなれない。
予報よりも風が強くて飛行場を歩くのが辛い。気持ちが萎えていく。コルからの急登は何度も経験してはいるけど、ここまでそれなりの時間歩いてきているだけに憂鬱だ。
それでも最後登り切ると滑走への期待で疲れを忘れる。雪庇にクラックが入っているので、慎重にドロップポイントを探す。先行者のトレースを避けて良さげなところを見つけたら、シールをはずして滑走準備。Asaさんたちは奥のいつものところからドロップするようだった。
視界もある。今だ。ボトムへ向けて落ちていくように滑り込んだ。撮影するためにファーストで滑らせてもらうと、いつもとはちがう広いオープンバーンで感覚がおかしくなる。ターンはまったく自分の意思が決めるだけ。他の要素はない。せっかくのいいコンディションなので、できるかぎり縦に大きく速く滑ることを意識した。途中で転けたけどw
カメラを構えるとドロップポイントはやっぱり遠い。望遠端でも豆粒のようだ。Qちゃんから滑るのを撮ろうとしていると、どうやらzumiさんが間違えて自分の方へ滑ってきてしまったようだ。ラインが交錯してしまった。
ともあれ、気持ちいい1本。久しぶりの余市岳に満足した。この斜面には自分が試される気がする。
登り返して今度はピークを越えて奥の斜面へ。雪は若干パックされてはいるけど、まずまずの1本。
ボウルへ移動すると、ちょうど外人パーティーが余市岳から気持ちよく滑り降りるのが見えた。向こうの方が良さげに見えたけど、ボウルも良かった。トラバースを考えずにボトムまでフォールラインで落としたかった。
リフトに乗らずに帰るために、シールを付けてから延々とトラバースしてアポロの奥の尾根に乗った。ほどよい疎林なので雪がいい。最後のデザートもよかった。
お帰りコースもできていたので、安心して帰れる。そう思ったのが甘かった。
ポールで漕ぎながらお帰りコースを進んでいると、ギャップにスキーをとられて体勢を崩してすぐ脇の細い白樺に突っ込んでしまった。スキーが刺さって膝を捻りそうになるし、突差に左手で顔を守ったけど、左腕と唇に痛みを感じる。幸い動きに支障が出るような怪我はないものの、ポールが片方見つからない。顔をかばうときにポールを離したせいで、どこかへ吹っ飛んだようだ。近くで見つからないので少し遠くまで見渡すと、ポールが落ちたような跡を見つけたので雪を掘ってみるとポールが現れた。油断大敵。
下山で慌てたけど、なんとか合流して前日と同じくらいの時間にマウンテンセンターへ戻れた。もうヘロヘロ。3日間で疲れ果てた。
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