24-25シーズンを振り返る2 - ギア編
しつこく24-25シーズンを振り返る2回目は、ギアについて。
これまで使い続けていた道具をあれこれ新調した24-25シーズン。テレマークブーツは2010年に購入した2世代前のScarpa T2 ecoから現行のT2 ecoへ買い換え。
TX Proがモデルチェンジしたタイミングなので、普通ならNTNへ移行するタイミングだろうけど、経済的な理由で75mmの資産を使い続けるメリットの方がはるかに大きい。
新しいブーツはバックルが改良されて軽量化されたっぽい。インソールも良くなっていて、ハイクがなければ純正のままでも十分使えるクオリティになっている。
15年近く使い続けてヘタったブーツと比べると、剛性があって力を伝えやすくなった気がする。けれど、ハイクアップでは足がブーツの中で前後に動いて踵が靴擦れしたり、指が当たって爪が黒くなってしまったので、インソールは古いカスタムインソールへ交換した。
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アルペンブーツも買い替えた。2008年に型落ちで購入した初期のFULLTILT Bumble Beeから、23-24モデルのK2 Revolve Proへとアップデート。
ライケルの頃から同じシェルのブーツながら、こちらもバックルやストラップが改良されている。インナーブーツだけでなくシェルも熱成形ができるようになっていたけど、熱成形はやらずにインソールも純正がそのまま使えた。当たり前だけどこれまで使っていた古いブーツとちがってバックルが壊れていないので、ブーツをちゃんと足にフィットさせることができて、滑るときに安定感があった。やっぱりバックルは締めて滑る方が細かいコントロールができる。
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板も23-24シーズンのうちに購入していたVector glideのNANO 150とCaml hump 170を本格的に使ってみた。NANOはサイドカーブがR=12mというかなりのキツさだけに、慣れると狙い通りテレマークでもカービングで小回りがやりやすくなり、低速でも楽しめるようになった。テレマークについては次のテーマで無駄に詳しく書くつもりだw
Camel humpもモーグル用の板だけあって、コブは圧倒的に滑りやすい。張りが強くて期待していたテレマークでの使用は無理だと思ったけど。
アルペンのコブはモーグル板で滑りやすくなったけど、ポールが長すぎてバランスを崩していることに気づいたので、シーズン終盤になってポールも10年ぶりくらいで買ってみた。95cmまで短くできる伸縮ポールなので、最短でコブを滑ると以前のようにバランスを崩すことはなくなった。
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テレマークでピステ用に買ったNANOが調子よかったので、ボードもピステ用にVector glide Kint unも買い足して使ってみた。
スキーとちがってボードならパウダーボードのGeniusでもカービングができるからいいと思っていたけど、ピステ用のKint unに乗ってみると、これまでパウダーボードでは得られなかったカービングの安定性を感じることができた。多少コンディションが悪くても滑り続けることができる。Kint unはVivementへとモデルチェンジしたようだけど。
当たり前だけど、道具にも向き不向きがある。お金がもったいないからといって古い道具や向いていない道具を使い続けていると、上達も妨げられると思い知った。細かい用途に合わせて不必要にたくさんの種類の道具を使うのはどうかと思うけど、意地になって一つの道具で何でもやろうとするのもほどほどにしないと、達成感を得られずに挫折してしまいかねないので、道具は可能な範囲である程度バランスよく揃えた方がいいようだ。古い道具も性能が大きく低下している場合もあるので、長持ちさせて何年も使い続けるだけでなく、適切な時期に買い換えた方がいいと思った。
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